アルカリ膨潤(あるかりぼうじゅん)
毛髪がアルカリ性の薬剤に触れることで、水分を吸収して膨張する現象を指す。
髪がpH5.5以上、特にアルカリ性になるとマイナスの電荷が多くなり、マイナス同士が反発して髪が膨潤する。
カラーやパーマの施術においてアルカリ剤は、キューティクルを開く(毛髪の表面を覆うキューティクルを開き、薬剤が内部に浸透しやすくする)、毛髪内部のpHを調整する(薬剤が反応しやすいpH環境を整える)などの働きをする。
このアルカリ剤の作用によって、毛髪は水分を吸収し、体積が増加する。これが「アルカリ膨潤」である。
適度なアルカリ膨潤は、カラー剤やパーマ剤の毛髪内部に届けるために必要である。しかし、過度なアルカリ膨潤は、毛髪のCMCを流出させたり、タンパク質を変性させたり、キューティクルを損傷させたりする原因となり、ダメージにつながる可能性がある。
そのため、髪質や状態に合わせてアルカリ剤の種類や濃度、放置時間を調整し、適切な膨潤状態をコントロールすることが重要である。アルカリ膨潤後の毛髪は不安定な状態にあるため、酸性の薬剤でpHを中和したり、キューティクルを閉じる処理が重要になる。

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