酸膨潤

酸膨潤

リトル用語事典 2026.09.03 公開

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酸膨潤(さんぼうじゅん)

毛髪が酸性の薬剤に触れたり、酸性の環境になることで水分を吸収して膨張する現象を酸膨潤という。アルカリ膨潤とは逆の現象である。酸膨潤は、髪がpH4.5以下の酸性になるとプラスの電荷が多くなり、プラス同士が反発して髪が膨潤する。
アルカリ膨潤の方が、毛髪の膨潤の度合いは一般的に大きい。

毛髪の等電点(pHが約4.5〜5.5)よりも酸性の環境下では、毛髪のタンパク質(ケラチン)が正の電荷を帯びやすくなる。これにより、静電気的な反発が生じ、わずかに膨潤することがある。
しかし一般的に、酸性の環境は毛髪のキューティクルを引き締める効果があると考えられているため、酸膨潤はアルカリ膨潤ほど顕著ではなく、むしろキューティクルの収斂による引き締め効果の方が強調されることが多い。

パーマやカラーの後処理として、アルカリ性に傾いた毛髪を弱酸性に戻し、キューティクルを閉じる目的で、酸性のリンスやトリートメントが用いられる。これにより、膨潤を抑え、薬剤の残留によるダメージを防ぎ、色持ちを良くする効果が期待される。
また、アルカリ膨潤はキューティクルを開き、毛髪内部への薬剤浸透を促すのに対し、酸性環境はキューティクルを閉じ、収斂させる傾向がある。

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