リトル用語事典

還元剤（かんげんざい）

カーリング剤１液、パーマ１剤の主成分。主にパーマや縮毛矯正の施術において、毛髪内部のSS結合（シスチン結合）を切断する目的で使用される薬剤である。例えば、システアミン、チオグリコール酸、チオ乳酸、システイン、サルファイト、チオグリセリン、チオグリコール酸グリセリル（いわゆるGMT）などがある。

SS結合（シスチン結合）とは

SS結合（シスチン結合）は、毛髪の主成分であるケラチンタンパク質を構成するアミノ酸の一つ、システイン同士が結合したもので、髪の強度や形状を決定する上で非常に重要な役割を果たしている。

還元剤の働き

還元剤は、このSS結合（シスチン結合）を切断することで、髪の構造を一時的に柔らかくし、形状を変化させやすい状態にする。これにより、ロッドで巻いたり、アイロンで伸ばしたりといった操作が可能になる。

施術における還元剤の役割