架橋
複数の高分子(ポリマー)鎖が化学結合によってつながり、立体的な網目構造を形成すること。橋をかけるように分子同士が結びつくことから「架橋」と呼ばれる。
毛髪の内部構造
毛髪の主成分であるケラチンタンパク質は、アミノ酸が多数結合してできた高分子である。このケラチン鎖の間には、シスチン結合(S-S結合) という架橋構造が存在する。このシスチン結合が毛髪の強度や弾力性を保つ上で非常に重要であり、パーマや縮毛矯正の施術では、この結合を切断し、再結合させることで髪の形状を変化させる。
パーマ・縮毛矯正
パーマの1剤(還元剤)は、シスチン結合を切断する。その後、2剤(酸化剤)によって再びシスチン結合を形成(再架橋)させることで、ロッドの形に沿ったウェーブや、アイロンで伸ばしたストレートの形を固定する。
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