擬似キューティクル(ぎじキューティクル)
ダメージなどによって剥がれたり、損傷したりしたキューティクルの代わりに、毛髪表面に人工的に形成される保護膜のことを指す。
これは、主にヘアトリートメントやスタイリング剤に含まれる成分によって作られる。
擬似キューティクルの目的と成分
- 保護
外部の刺激(摩擦、熱、紫外線など)から髪の内部を守る。
- 滑らかさの向上
髪の表面を滑らかにし、指通りを良くする。
- ツヤの付与
光を反射しやすくすることで、髪にツヤを与える。
- 水分保持
髪内部の水分が失われるのを防ぐ。
擬似キューティクルを形成する主な成分としては、以下のようなものがある。
- シリコーン
ジメチコン、シクロメチコン、アモジメチコンなど。髪の表面をコーティングし、滑らかさやツヤを与える。
- ポリマー
ポリクオタニウム-〇〇などのカチオン化ポリマー。髪に吸着し、薄い膜を形成する。
- 油性成分
植物油、ワックスなど。髪の表面を覆い、保護する。
擬似キューティクルの特徴
- 一時的な効果
天然のキューティクルとは異なり、シャンプーなどで洗い流されたり、摩擦によって剥がれたりするため、効果は一時的である。
- 補修効果はない
擬似的に表面を覆うことで、手触りや見た目を改善するが、髪の内部構造を根本的に補修する効果はない。


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