後処理(あとしょり)
主にパーマ、ヘアカラー、縮毛矯正などの施術後に行われる、髪や頭皮の状態を安定させたり、より良い仕上がりや持続性を得るための様々な処理を指す。毛髪と頭皮から薬剤の影響を取り除くために行うことが多い。
具体的には、以下のようなものが「後処理」に含まれる。
パーマ・縮毛矯正後の後処理
- 酸化処理(2剤の塗布)
還元剤によって切断されたSS結合(シスチン結合)を再結合させ、新しいウェーブやストレートの形状を固定する非常に重要な工程である。
- pH調整
アルカリ性に傾いた髪や頭皮を、本来の弱酸性に戻すための処理。pH調整剤を使用したり、酸性のリンスなどを使用したりする。これにより、キューティクルが引き締まり、髪の安定化や手触りの向上、残留アルカリによるダメージの抑制が期待できる。
- 残留薬剤の除去
髪や頭皮に残ったパーマ液や縮毛矯正剤の成分を洗い流す処理。専用の薬剤を使用することもある。
- トリートメント
施術によってダメージを受けた髪に栄養や水分を補給し、質感を向上させるためのトリートメント。
ヘアカラー後の後処理
- シャンプー・リンス
カラー剤を洗い流し、pHを整えるための専用シャンプーやリンスを使用することがある。
- pH調整
カラーによってアルカリ性に傾いた髪を弱酸性に戻す処理。
- 残留アルカリ除去
カラー剤の残留アルカリを除去し、色落ちを防いだり、ダメージを抑制したりする処理。
- カラートリートメント
色持ちを良くしたり、質感を向上させたりするためのカラートリートメントを使用することがある。
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