塩基性染毛料(えんきせいせんもうりょう)
日本のヘアケア・美容業界において、塩基性染料・HC染料を主成分とする染毛料のこと。毛髪ダメージがない、鮮やかに発色するなどの特徴がある。ヘアマニキュアやカラートリートメントなどがこの分類に該当する。
塩基性染料の特徴
- イオン結合による染色
塩基性染料はプラスの電荷を帯びており、髪の表面にあるマイナスの電荷とイオン結合することで髪を染める。
- 低刺激・低ダメージ
アルカリカラーのようにキューティクルを大きく開かないため、髪や頭皮への負担が少ないとされている。ジアミンを含まない製品が多く、アレルギー体質の方にも比較的使いやすい場合がある。
- 脱色力がない
メラニン色素を分解する力がないため、髪を明るくすることはできない。
- 高発色
鮮やかな色を表現しやすい傾向がある。
- 色持ち
アルカリカラーに比べると、一般的に色持ちはやや短いとされる(約1〜2週間程度)。
- ダメージ毛に染まりやすい
ダメージを受けてマイナスの電荷が多くなった髪ほど、染料が吸着しやすく、濃く染まることがある。
- 頭皮に付着しても落としやすい
髪の表面に吸着する性質から、皮膚に浸透しにくいため、シャンプーなどで比較的簡単に洗い流せる。
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