セラミド
皮膚の角質層の細胞間脂質の主成分として非常に重要な成分であり、ヘアケア製品にも配合されることがある。髪のCMCに存在し、髪から水分やPPTを逃さないようバリア機能を高める働きを持つ脂質である。
セラミドの特徴
- 脂質の一種
スフィンゴシンというアミノアルコールと脂肪酸が結合した化合物である。
角質層のバリア機能 角質層で細胞と細胞の間を埋めるように存在し、水分を保持したり、外部からの刺激の侵入を防いだりするバリア機能において中心的な役割を果たす。
- ラメラ構造
水分と油分が交互に重なり合った層状の構造(ラメラ構造)を形成し、肌の水分蒸発を防ぐ。
- 多様な種類
セラミドにはいくつかの種類があり、それぞれ構造や機能が微妙に異なる。製品には、セラミド1、セラミド2、セラミド3などのように番号や名称で示されることがある。
ヘアケアにおける関連性
- 保湿効果
髪の表面や内部で水分を保持し、乾燥を防ぐ。
- キューティクル補修
傷んだキューティクルの隙間を埋め、バリア機能をサポートする。
- ツヤ・滑らかさの向上
髪の表面を整えることで、ツヤを与え、指通りを滑らかにする。
美容における関連性(主にスキンケア):
- 保湿効果
肌の水分保持能力を高め、乾燥を防ぐ。
- バリア機能のサポート
外部刺激から肌を守り、肌荒れを防ぐ。
- 肌のキメを整える
肌の水分バランスを整えることで、キメの整ったなめらかな肌へと導く。

ご質問はこちら
ログイン、もしくは会員登録いただくと、質問できます。