クエン酸塩(クエンさんえん)
主にpH調整剤やキレート剤として用いられる成分。
クエン酸は酸性の物質であるが、クエン酸塩はクエン酸と塩基(例えばナトリウムやカリウムなど)が反応してできた塩のことで、水に溶けると弱酸性〜中性を示すものが多い。
ヘアケアにおける役割
- pH調整
シャンプーやリンスなどのpHを、髪や頭皮に適した弱酸性に調整する目的で使用される。アルカリ性に傾いた髪を弱酸性に戻すことで、キューティクルを引き締め、きしみやパサつきを抑える効果が期待できる。
- キレート作用
水道水などに含まれる金属イオン(カルシウム、マグネシウムなど)と結合し、これらが髪や頭皮に付着するのを防ぐ働きがある。これにより、金属イオンによるヘアカラーの色持ちへの悪影響や、髪のゴワつきなどを軽減する効果が期待できる。
- コンディショニング補助
キューティクルを整えることで、髪の指通りを滑らかにする効果を助ける。
ご質問はこちら
ログイン、もしくは会員登録いただくと、質問できます。