キューティクル領域(キューティクルりょういき)
毛髪の最も外側の層であるキューティクルとその周辺を指す言葉である。具体的には、キューティクルそのものと、その外側の表面、そしてキューティクル層と次の層(コルテックス)との間の界面、キューティクルCMCなどを含む。
キューティクルの構造
キューティクルは、数枚のうろこ状の薄い膜が重なってできており、髪の内部を保護する非常に重要な役割を担っている。健康なキューティクルは、規則正しく整列しており、光をきれいに反射するため、髪にツヤを与える。
キューティクル領域の重要性
- 保護
外部からの物理的・化学的なダメージ(摩擦、紫外線、熱、薬剤など)から髪の内部を守る。
- 水分コントロール
髪内部の水分を保持したり、外部からの過剰な水分の侵入を防いだりする役割を担う。
- ツヤと手触り
キューティクルの状態が、髪のツヤや滑らかな手触りに大きく影響する。
- 薬剤の浸透
パーマやカラーなどの薬剤は、主にキューティクルの隙間を通って髪の内部に浸透する。
ヘアケアにおける「キューティクル領域」
ヘアケア製品や施術においては、このキューティクル領域をいかに健康な状態に保つかが重要な焦点となる。
- 補修
ダメージによって剥がれたり、めくれたりしたキューティクルを補修する成分(ケラチン、CMC類似成分など)。
- 保護
キューティクルの表面をコーティングし、外部刺激から守る成分(シリコーン、油分など)。
- 滑らかさ向上
キューティクルの表面を整え、摩擦を減らす成分。

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