リトル用語事典

カチオン化PPT（カチオンかピーピーティー）

正の電荷（カチオン）を持たせたPPT（ポリペプチド）のことである。損傷した髪はマイナスに傾いているので、カチオン化PPTは傷んだ部分に吸着しやすい。

PPT（ポリペプチド）は、タンパク質を加水分解して得られる、比較的分子量の小さいペプチドの総称で、毛髪や皮膚の主成分であるタンパク質（ケラチン、コラーゲンなど）の類似成分として、補修や保湿などの目的でヘアケア・美容製品に配合される。

カチオン化PPTの特徴

• PPTの持つ効果

PPT本来の持つ、毛髪や皮膚への吸着性、保湿性、補修効果などが期待できる。

• カチオン化による吸着性向上

カチオン化されることで、マイナスの電荷を帯びやすいダメージヘアや皮膚への吸着性がさらに高まりる。これにより、PPTの効果がより持続しやすくなる。

• コンディショニング効果

毛髪に吸着することで、表面を滑らかにし、指通りを良くしたり、まとまりを向上させたりする効果が期待できる。

ヘアケア製品への応用例

• 洗い流すトリートメント

ダメージ補修、手触り向上

• 洗い流さないトリートメント

絡まり防止、保湿、ツヤ出し

• シャンプー

洗浄時のきしみ軽減、コンディショニング効果付与

• パーマ・カラー剤の前処理・後処理剤

ダメージ軽減、質感向上