オーバータイム期(オーバータイムき)
毛髪のパーマ施術における1剤(還元剤)の反応が平衡状態に近づき、ウェーブ効果の上昇が鈍化する時期を指す。
オーバータイム期になると、SS結合の切断よりも再結合の比重が高くなる。
- パーマの1剤は、髪のSS結合(シスチン結合)を一方的に切断するだけでなく、切断と再結合を繰り返す平衡反応を起こしている。
- ウェーブ効果は時間とともに高まりるが、施術開始から約20分を過ぎると、その上昇は緩やかになり、一定の値に近づく。
- この、ウェーブ効果が一定値に近づいた状態を「オーバータイム期」と呼ぶ。
- オーバータイム期では、SS結合の切断よりも再結合の速度が相対的に高まっていると考えられる。つまり、切断される結合と再結合する結合のバランスが取れ始め、それ以上ウェーブが強くならない状態である。
- この時期以降に薬剤を作用させても、ウェーブがそれ以上強くならないため、施術時間の判断材料となる。
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