リトル用語事典

エモリエント効果

2025年06月20日

エモリエント効果(エモリエントこうか)

皮膚や毛髪の水分蒸発を抑え、潤いと柔軟性を与え、それを長く保つ効果のこと。乾燥を防ぎ、しっとりとなめらかな状態にする働きを指す。

皮膚におけるエモリエント効果

  • 水分保持

皮膚表面に油性の膜を形成することで、角質層の水分が蒸発するのを防ぐ。

  • 柔軟性の向上

角質層の水分量を保つことで、肌のごわつきを和らげ、柔らかく滑らかな状態にする。

  • バリア機能のサポート

乾燥から肌を守り、外部刺激を受けにくい状態を保つことで、皮膚のバリア機能をサポートする。

毛髪におけるエモリエント効果

  • 水分保持

髪の表面を油分でコーティングすることで、内部の水分が失われるのを防ぐ。

  • 滑らかさの向上

髪の表面を滑らかにし、指通りを良くする。

  • ツヤの付与

光を反射しやすくすることで、髪に自然なツヤを与える。

エモリエント効果をもたらす成分の例

  • 油分

植物油(ホホバオイル、アルガンオイルなど)、鉱物油(ミネラルオイル)、動物油(スクワランなど)

  • 脂肪酸

オレイン酸、ステアリン酸など

  • ワックス

ミツロウ、カルナウバロウなど

  • シリコーン

ジメチコン、シクロメチコンなど(毛髪に対して特に滑らかさを付与する目的で使われることが多い)

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