リトル用語事典

エラスチン

2025年06月20日

エラスチン

タンパク質の一種で、主に肌の弾力に関わる成分として知られている。コラーゲンと並んで、肌の真皮に存在し、肌のハリを支えるコラーゲン線維を束ねる役割をしている。ゴムのように伸び縮みする性質から「弾性線維」とも呼ばれる。

美容における関連性

  • 肌の弾力

エラスチンは、肌が外力によって伸びたり縮んだりした際に、元の状態に戻るのを助ける重要な役割を果たす。

  • シワ・たるみの予防

加齢や紫外線によってエラスチンが変性・減少すると、肌の弾力が失われ、シワやたるみの原因となる。

  • スキンケア製品への配合

エラスチンやその加水分解物は、化粧水、美容液、クリームなどに配合され、肌の弾力やハリを与える効果が期待されている。

ヘアケアにおける関連性

肌ほど一般的ではないが、エラスチンは髪の毛にもわずかに存在し、髪のしなやかさや弾力に関わっていると考えられている。

  • ヘアケア製品への配合

一部のシャンプー、コンディショナー、トリートメントなどに、保湿成分や毛髪補修成分として加水分解エラスチンが配合されることがある。これにより、髪に潤いやコシを与え、指通りを滑らかにする効果が期待される。

コラーゲンとの違い

コラーゲンは主に肌の強度とハリを支える役割があるのに対し、エラスチンは肌に柔軟性と弾力性を与える役割がある。例えるなら、コラーゲンが肌の「骨組み」のような役割で、エラスチンはそれを支える「バネ」のような役割を果たしている。

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