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リトル美容専門学校 25限目!!

目次

■ストレートパーマ⑦■

リトル美容専門学校 25限目 ストレートパーマ⑦

【リトル美容専門学校閉校のお知らせ】

リトル美容専門学校は、今回の25限目をもって閉校し、リトル美容学校へ統合します!

今後は、アプリ専用コンテンツとしてパワーアップし、動画で配信していきます!

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では授業を始めます!

前回の授業では、ストレート施術の基礎について勉強しました。

この授業では、2剤塗布時の発熱とストレートパーマの戻りについて勉強していきます!

まずは、2剤塗布時の発熱です。

過酸化水素の2剤は塗布時に髪のpHが9~10近くになっている場合に、過剰に活性酸素が発生して発熱します。発熱状態の活性酸素は2剤の機能であるS-S再結合は行わず、ジスルフィド結合をシステイン酸にまで酸化してしまいます。また、髪を構成しているケラチン自体の主鎖も分解して強度を低下させます。

したがって、2剤塗布時に発熱させないように、アイロン時の髪をpH8以下に調整しておく必要があります。

そのためには、アイロン施術前に弱い酸リンスなど(ヘマヘマ)で、髪の残留アルカリをある程度まで中和しておく必要があります。

ただし、過酸化水素の2剤は中性から酸性まではS-S再結合ができなくなりますので、pHの下げ過ぎには注意しなければいけません。

参考までに、pH9以上のアルカリが残留した髪に180度のアイロン施術をした場合、S-S結合が壊れて、ランチオニン結合(K-S-K)ができ、還元剤では二度と切ることができない髪が生まれてしまいます。

これが癒着と合わせて、ストレートパーマした髪にウェーブがつかなくなる理由です。

次にストレートパーマの戻りについてです。

ストレートパーマがとれて癖が戻ったと聞きますが、くせが戻る理由はどこにあるのでしょうか?

第一に、均等に軟化されていないことが挙げられます。還元剤が髪の表面近くで軟化したものの、内部にクセの歪みが残ったままの状態にアイロン熱でキューティクルを硬化させてストレートにしてしまった場合です。

このケースはキューティクルの硬化がストレートの形を支えているため、ダメージによってキューティクルが脱落するにつれて内部に残ったクセの歪みが表面化して、くせが戻るというものです。

うねり毛の場合、1剤を流した後に乾燥でクセが戻ってくるような軟化失敗の髪を、無理やりアイロンで伸ばすとクセの戻りが起こります。

第二に、ストレートにした髪が湿気の高い雨の日にヨレるというクセの戻りです。

この場合は、図のようにクセの部分をストレートにするために結晶構造を崩してダメージを与えることから起こります。

このように、施術でストレートにした髪の内部には多くの結晶構造が乱れた部分があり、この部分が水を吸いやすいために湿気でヨレてしまうのです。

特にアルカリ剤が残留している場合はヨレが目立ちます。

ヨレを予防するためには、アイロン前に疎水型PPTや髪の中で疎水型PPTになるアミノエチルジスルフィドケラチンを使用して髪を疎水の状態に準備をしておく必要があります。

そして、2剤塗布後に酸リンスで髪のpHを等電点に持って行く事が必要です。

以上で、リトル美容専門学校の最後の授業を終わります。

毛髪の基礎から順番に学んできましたが、いかがでしたでしょうか?

今後はアプリ内のリトル美容学校チャンネルで動画を配信していきます!!

アプリ限定コンテンツになりますので、アプリは必ずダウンロードしてください。

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