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■ストレートパーマ②■
リトル美容専門学校 20限目 ストレートパーマ②
今回の授業では、「波状毛の原因と対策」について勉強します!
髪は毛乳頭で作られ、成長とともに毛包を登ってきます。
毛球部で生まれたケラチンはS-S結合が完全に切断された“完全還元状態”であり、
毛穴から入る空気に触れることで一浴式パーマのように酸化されて硬い髪に生まれ変わります。
空気に触れてS-S結合の熟成された髪になる場所のことを“固定部”と呼んでいますが、
この固定部は真っすぐであれば直毛になりますが、
下図のように毛穴の形が変わっている場合には、
S-S結合が曲がった状態で固定されるので、クセとなります。
このようにS-S結合のボタンを掛け違えたクセのことを“波状毛”といい、
強い還元剤で十分に軟化してから酸化剤で真っすぐに固定すればストレートになります。
ただし、撥水毛の波状毛は、薬剤の浸透速度が著しく遅いために、
前処理で髪の内部を膨潤させることによりキューティクルを広げ、
薬剤の浸透を上げておいてからストレート剤で軟化する“ブースター軟化法”を選択します。
今回はここまでです!
次回は、うねり毛の原因と対策を勉強します!