ポーラス毛

ポーラス毛

リトル用語事典 2026.09.03 公開

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ポーラス毛(ぽーらすもう)

「ふけ髪」から「やせ髪」を経て、髪の内部構造が最終的に崩壊し、無数のボイド(空洞)ができてスポンジ状になった極限のダメージ状態を指す。ラテン語で「穴(Pore)」を意味する言葉が語源であり、日本語では「多孔性毛(たこうせいもう)」とも呼ばれる。

ポーラス毛は、濡れているときには テロテロに溶けたように伸び、コシがなく、乾いているときには水分を保てないため、ホウキのようにパサパサに広がり、なかなか乾かない。また、切れ毛や枝毛が多発し、カラーの退色も非常に早い。
ポーラス毛の最大の特徴は、髪の「ケラチン骨格」と「CMC骨格」が崩壊している点にある。特に、ケラチン骨格の過疎化が限界を超え、骨格を維持していたS-S結合が著しく減少することで、髪は自らの重さや外部の物理的刺激に耐えられなくなる。また、CMC骨格の崩壊により、本来髪が持っている「疎水性(水を弾く性質)」が完全に失われ、外部の水分を無制限に吸い込む「吸水毛」および「親水毛」へと変化する。
ポーラス毛へのアプローチとしては、もはや単なる補修では不十分であり、分子量の異なるPPT(ポリペプチド)を用いた「擬似骨格の再構築」が不可欠である。低分子・中分子・高分子のケラチンで深部から中間層のボイドを埋め、高分子の皮膜形成剤で表面を擬似的にシールすることで、外部への流出を抑え、髪の強度を人工的に回復させる処置が求められる。

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