リトル用語事典

路づくり

2025年06月20日

路づくり

毛髪内部に、パーマ液やトリートメント成分などが浸透しやすい状態を作り出すこと。特に、ダメージを受けた髪や、キューティクルが健康で密に閉じていたり、疎水性が高かったりして、薬剤が浸透しにくい髪に対して行われる工程。

路づくりの目的

  • 薬剤の均一な浸透

髪のダメージレベルや疎水性の違いによって、薬剤の浸透にムラが生じるのを防ぎ、パーマやカラーの仕上がりを均一にする。

  • 薬剤の効果の最大化

薬剤が毛髪内部の目的の場所へスムーズに到達することで、パーマのウェーブ形成やカラーの発色をより効果的にする。

  • ダメージの軽減

強力な薬剤を必要以上に放置する時間を減らし、髪への負担を軽減する。

路づくりの具体的な方法

  • 前処理剤の使用

髪の疎水性の部分に親水性の成分や、ダメージ部分にタンパク質(PPTなど)や脂質(CMCなど)を補給し、薬剤の通り路を作る。

  • プレシャンプー

髪表面のシリコーンや油分、スタイリング剤などを除去し、薬剤の浸透を妨げる要因を取り除く。

  • アルカリ剤の調整

髪質に応じて、穏やかなアルカリ剤を事前に塗布し、キューティクルを適度に膨潤させることで、薬剤の浸透を助ける場合もある。

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