立毛筋(りつもうきん)
毛包に付随する小さな筋肉 のことである。平滑筋という種類の筋肉で、自律神経によって支配されているため、自分の意思で動かすことはできない。
立毛筋の構造
毛包の基部付近から、皮膚の表面近くにある真皮乳頭という部分にかけて斜めに走行している。
立毛筋の働き
- 鳥肌(鳥立)
寒さや恐怖、感動などの感情によって立毛筋が収縮すると、毛包が立ち上がり、それに伴って皮膚が盛り上がる。これが「鳥肌」と呼ばれる現象である。
- 皮脂の分泌促進
立毛筋の収縮は、毛包に付随する皮脂腺を圧迫し、皮脂の分泌を促すと考えられている。

ご質問はこちら
ログイン、もしくは会員登録いただくと、質問できます。