疎水毛(そすいもう)
水分をはじきやすく、水に濡れにくい髪質 を指す。疎水の状態の髪のこと。疎水毛は、髪が等電点にあり(pH 4.5〜5.5)、髪の水分量が11〜14%に整っていて、毛先まで皮脂を運ぶ機能を維持している髪の状態を指す。
髪の毛は、周囲の湿度に応じて水分を吸ったり吐いたりして「呼吸」(吸湿、脱湿)をしている。生まれたばかりの健康な髪は疎水性(水をはじく性質)が高く、この「呼吸」によって水分量を常に11〜14%の理想的な範囲に保つことができ、このような髪を「疎水毛(そすいもう)」と呼ぶ。
髪の理想的な状態である健康毛は、水分量を11〜14%に維持できる疎水毛である。
髪が健康で安定した状態である「疎水毛」であるためには、以下の三つの重要な条件が満たされている必要がある。
・髪の水分量が11〜14%調整できる機能があること
・髪の電荷がプラスマイナスゼロ(±0)、つまり等電点であること
・キューティクルが皮脂を毛先まで運ぶ機能があること
一つ目は、水分調整機能があること。髪は湿度の影響を受けつつも、11〜14%の水分量を調整・維持できる状態であることが求められる。二つ目は、髪が等電点(pH4.5〜5.5)に保たれていること。髪の主成分であるケラチンの電荷バランスが±0(ゼロ)となり、タンパク質が最も引き締まった状態に髪が保たれていることが必要である。そして三つ目は、皮脂バリア機能である。これは、キューティクルの皮脂を毛先まで運ぶ構造によって、皮脂による疎水性の保護膜が髪の表面にしっかりと保たれている状態である。これら三つの条件が揃うことで、髪はダメージを受けにくい理想的な「疎水」の状態を維持できる。

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