毛幹(もうかん)
皮膚の表面より上に現れている毛髪の部分のことであり、皮膚の内側に埋まっている部分(毛根)と対比して用いられる。毛髪はもともと皮膚が変化してできたものであり、頭皮から外に出ている部分、いわゆる髪の毛と呼ばれる部分が毛幹である。
毛幹の主な構造
毛幹は、内側から順に以下の三層構造をしている。
- メデュラ(毛髄質)
中心部に存在するが、細い毛や産毛にはない場合もある。構造はまだ完全には解明されていない。
- コルテックス(毛皮質)
毛幹の大部分を占め、ケラチン繊維が束状に並んでいる。メラニン色素を含み、髪の色、強度、弾力性に関わる。
- キューティクル(毛小皮)
最外層で、薄く硬い鱗状の細胞が数層重なり合って、毛髪内部を保護している。
毛幹の役割
- 外見上の髪の毛として認識される部分である。
- スタイリングやヘアケアの対象となる。
- 外部からの刺激(紫外線、摩擦、熱など)から毛髪内部を保護する。

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