リトル用語事典

親水基

2025年06月20日

親水基(しんすいき)

分子の中で水と相互作用しやすい原子団であり、水に馴染みやすい部分のことである。水分子と水素結合などを形成することで、物質を水に溶けやすくしたり、界面活性作用を持たせたりする上で重要な役割を果たす。

親水基を持つ部分は、水系の成分との相溶性を高めたり、毛髪や皮膚への吸着性や浸透性を左右したりする。

代表的な親水基の例

親水基 化学式 含まれる化合物例
ヒドロキシル基 -OH アルコール類、フェノール類、糖類
カルボキシル基 -COOH 脂肪酸、アミノ酸
アミノ基 -NH2、-NHR、-NR2 アミノ酸、アミン類
スルホン酸基 -SO3H 合成界面活性剤
リン酸基 -PO4H2など リン酸エステル
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