親水基(しんすいき)
分子の中で水と相互作用しやすい原子団であり、水に馴染みやすい部分のことである。水分子と水素結合などを形成することで、物質を水に溶けやすくしたり、界面活性作用を持たせたりする上で重要な役割を果たす。
親水基を持つ部分は、水系の成分との相溶性を高めたり、毛髪や皮膚への吸着性や浸透性を左右したりする。
代表的な親水基の例
親水基 | 化学式 | 含まれる化合物例 |
---|---|---|
ヒドロキシル基 | -OH | アルコール類、フェノール類、糖類 |
カルボキシル基 | -COOH | 脂肪酸、アミノ酸 |
アミノ基 | -NH2、-NHR、-NR2 | アミノ酸、アミン類 |
スルホン酸基 | -SO3H | 合成界面活性剤 |
リン酸基 | -PO4H2など | リン酸エステル |

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