リトル用語事典

空洞化

2025年06月20日

空洞化(くうどうか)

主に毛髪の内部構造がダメージによってスカスカになる状態を指す。毛髪中に無数の穴(=ボイド)ができること。
健康な毛髪の内部(コルテックス)は、ケラチンタンパク質が密に詰まっているが、パーマ、カラー、熱、紫外線などの外的要因によって、このケラチンタンパク質が変性したり、流出したりすることで、内部に空隙が生じる。これが「空洞化」である。

空洞化の特徴

  • スカスカの状態

毛髪内部が空っぽに近くなり、密度が低下する。

  • 強度の低下

ケラチンタンパク質の減少により、髪の強度や弾力が失われ、切れやすくなる。

  • 保水力の低下

水分を保持する内部構造が失われるため、乾燥しやすくなる。

  • 薬剤反応の不安定化

パーマやカラーなどの薬剤が均一に作用しにくくなり、仕上がりにムラが出やすくなる。

空洞化の原因

ダメージの種類 原因 主な影響
化学的ダメージ パーマ液やカラー剤の使用 タンパク質の変性や流出
熱ダメージ ドライヤーやヘアアイロンの過度な使用 タンパク質の変性
物理的ダメージ 摩擦やブラッシング キューティクルの損傷からの内部成分の流出
紫外線ダメージ 紫外線 タンパク質の分解
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