空洞化(くうどうか)
主に毛髪の内部構造がダメージによってスカスカになる状態を指す。毛髪中に無数の穴(=ボイド)ができること。
健康な毛髪の内部(コルテックス)は、ケラチンタンパク質が密に詰まっているが、パーマ、カラー、熱、紫外線などの外的要因によって、このケラチンタンパク質が変性したり、流出したりすることで、内部に空隙が生じる。これが「空洞化」である。
空洞化の特徴
- スカスカの状態
毛髪内部が空っぽに近くなり、密度が低下する。
- 強度の低下
ケラチンタンパク質の減少により、髪の強度や弾力が失われ、切れやすくなる。
- 保水力の低下
水分を保持する内部構造が失われるため、乾燥しやすくなる。
- 薬剤反応の不安定化
パーマやカラーなどの薬剤が均一に作用しにくくなり、仕上がりにムラが出やすくなる。
空洞化の原因
ダメージの種類 | 原因 | 主な影響 |
---|---|---|
化学的ダメージ | パーマ液やカラー剤の使用 | タンパク質の変性や流出 |
熱ダメージ | ドライヤーやヘアアイロンの過度な使用 | タンパク質の変性 |
物理的ダメージ | 摩擦やブラッシング | キューティクルの損傷からの内部成分の流出 |
紫外線ダメージ | 紫外線 | タンパク質の分解 |

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