均等軟化(きんとうなんか)
主にパーマや縮毛矯正の施術において、毛髪全体が均一に柔らかくなる状態を指す。均等に粘弾性を持たせること。
これらの施術では、最初に薬剤(還元剤)を塗布し、毛髪内部のシスチン結合を切断することで髪を軟化させ、形状を変化させやすい状態にする。この軟化の度合いが、仕上がりのウェーブやストレートの質を大きく左右する。
均等軟化の重要性
- 均一なウェーブ/ストレート
毛髪全体が均一に軟化することで、パーマであれば均一で美しいウェーブが、縮毛矯正であれば均一で滑らかなストレートヘアが得られやすくなる。
- ダメージの軽減
部分的に軟化が進みすぎると、その部分に過度な負担がかかり、ダメージの原因となることがある。均等に軟化させることで、このようなリスクを減らすことができる。
均等軟化を実現するためのポイント
- プレカウンセリングの徹底
髪質(太さ、硬さ、ダメージレベルなど)を正確に把握し、適切な薬剤を選定すること。
- 薬剤塗布の均一性
薬剤をムラなく塗布し、毛髪全体に均等に作用させること。
- 放置時間の管理
毛髪の状態を見ながら、適切な放置時間を設定し、軟化の進行をコントロールすること。
- 中間チェック
必要に応じて、軟化の度合いを部分的に確認し、均一に進んでいるかをチェックすること。
もし軟化が不均一な場合、ウェーブのかかりムラやストレートの伸びムラ、部分的なダメージに繋がる可能性がある。
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