再結合(さいけつごう)
再結合とは、一度切断された結合が再び結びつくことである。特にヘアケアの分野、具体的にはパーマや縮毛矯正の施術において重要な概念である。
パーマ・縮毛矯正における再結合
- 1剤(還元剤)
パーマや縮毛矯正の最初のステップでは、アルカリ性の薬剤(1剤)を使用し、髪の内部にあるシスチン結合(-S-S-)を切断する。これにより、髪の構造が一時的に緩み、形状を変化させやすい状態になる。
- 形状の固定
髪をロッドで巻いたり、アイロンで伸ばしたりして希望の形状にした後、2剤(酸化剤)を使用する。この2剤の主な役割は、切断されたシスチン結合を再び結合させる(再結合)ことである。
- ウェーブやストレートの定着
シスチン結合が新しい位置で再結合することで、パーマのウェーブや縮毛矯正のストレートヘアが定着する。
再結合に用いられる酸化剤の例
- 過酸化水素
- ブロム酸ナトリウム
- ブロム酸カリウム
これらの酸化剤が、切断された硫黄原子同士を再び結びつけ、新しいS-S結合を形成する。
ご質問はこちら
ログイン、もしくは会員登録いただくと、質問できます。