マクロフィブリル
毛髪のコルテックスの内部構造を構成する要素の一つ。
毛髪のケラチンタンパク質は、非常に複雑な階層構造を持っている。その中で、マクロフィブリルは、より小さな構造であるミクロフィブリルが複数集まって束になったものを指す。
多数のマイクロフィブリルがさらに集まって束になった、直径数十〜数百ナノメートルの構造をしている。
ケラチンが作られ、S-S結合が多いため疎水的で硬いことが特徴。還元剤による軟化はマクロフィブリルで起こる。
マクロフィブリルの特徴と役割
- 髪の強度と弾力性
マクロフィブリルは、髪の基本的な骨格を形成し、強度や弾力性を支える重要な役割を担っている。
- 構造の不均一性
マクロフィブリルの配列や密度は、髪の部位や種類によって異なり、これが髪の特性(硬さ、くせなど)に影響を与えると考えられる。

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