マクロフィブリル

マクロフィブリル

リトル用語事典 2026.09.03 公開

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マクロフィブリル(まくろふぃぶりる)

毛髪のコルテックスの内部構造を構成する要素の一つ。
主に数十個のマクロフィブリルが集まってできているのがコルテックスである。マクロフィブリルはケラチンタンパク質からなり、さらにミクロフィブリルとその間を埋めるミクロフィブリル間マトリックスで構成されている。

また、マクロフィブリルの間には、マクロフィブリル間マトリックスという組織が存在する。これは非ケラチンタンパク質(間充物質)であり、親水性が高いのが特徴である。このマトリックスは、髪の水分量を11〜14%に保つ重要な役割に寄与し、髪にしなやかさやプルンとした弾力性のあるハリを与えている。さらに、この領域には、髪の色を決めるメラニン色素や天然保湿因子(NMF)も含まれている。毛髪断面の直径を0.08mm(80μm)、キューティクルの厚みを8μm、コルテックスの短径を4μm、メデュラの直径を8μmとすると、キューティクルは毛髪直径の1/10を占め、コルテックスは毛髪直径に対して14個並ぶ。そして、毛髪全体では、コルテックスはおよそ250個並ぶ。

マクロフィブリルは、さらに詳細に見ると、数十個のミクロフィブリルが集まって構成されており、その間をミクロフィブリル間マトリックスが埋めている。
ミクロフィブリルは、主にα-ケラチン(結晶性)からなり、コルテックスの35〜45%を占める。このケラチンは、分子量が50,000〜80,000のタンパク質で、らせん状のα-ヘリックス構造をしており、髪の強さや弾力を決定する「骨格」としての役割を担っている。
一方、ミクロフィブリル間マトリックスは、γ-ケラチン(非結晶性)とも呼ばれ、コルテックスの50〜60%を占める。このケラチンは、分子量10,000〜22,000のタンパク質で、複雑に折れ曲がった構造をしている。マトリックスは「間充物質」とも呼ばれ、髪の柔軟さやしなやかさを決定している。
パーマ剤などの薬剤は、主にこのミクロフィブリル間マトリックスに作用し、髪内部の結合構造を変化させると考えられている。

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