ヘアカラー剤(ヘアカラーざい)
毛髪の色を染めるために使用される製品の総称。目的や染め方、成分などによって様々な種類がある。
大きく分類すると、以下のようになる。
1.永久染毛剤(酸化染毛剤、アルカリカラー)
- 仕組み
染料の中間体と酸化染料が、過酸化水素などの酸化剤の働きによって毛髪内部で結合・発色し、メラニン色素を分解しながら染める。
- 特徴
色持ちが最も長く、明るく染めることや白髪をしっかり染めることができる。
- 種類
クリームタイプ、液状タイプなどがある。
2.半永久染毛料(ヘアマニキュア、酸性カラー)
- 仕組み
酸性の染料が、主に毛髪表面のキューティクルやその内側にイオン結合して染まる。
- 特徴
髪の表面に吸着するため、ダメージが比較的少なく、ツヤが出やすいです。脱色力はないため、元の髪色より明るく染めることはできない。
- 用途
白髪染めや、髪のニュアンスを変える目的で使用される。
3.一時染毛料(ヘアカラースプレー、ヘアカラーチョークなど)
- 仕組み
髪の表面に色素を付着させて着色する。
- 特徴
シャンプーで簡単に洗い落とせるため、一時的に髪色を変えたい場合に使用される。
- 種類
スプレータイプ、パウダータイプ、ワックスタイプなどがある。
4.その他
- カラートリートメント
トリートメントをしながら徐々に染めていくタイプの製品です。HC染料や塩基性染料などが使用されている。
- ブリーチ剤(脱色剤)
髪の色素を抜き、明るくするための製品で、単独で使用したり、ヘアカラーの前に使用したりする。
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