リトル用語事典

ヘアカラー剤

2025年06月20日

ヘアカラー剤(ヘアカラーざい)

毛髪の色を染めるために使用される製品の総称。目的や染め方、成分などによって様々な種類がある。

大きく分類すると、以下のようになる。

1.永久染毛剤(酸化染毛剤、アルカリカラー)

  • 仕組み

染料の中間体と酸化染料が、過酸化水素などの酸化剤の働きによって毛髪内部で結合・発色し、メラニン色素を分解しながら染める。

  • 特徴

色持ちが最も長く、明るく染めることや白髪をしっかり染めることができる。

  • 種類

クリームタイプ、液状タイプなどがある。

2.半永久染毛料(ヘアマニキュア、酸性カラー)

  • 仕組み

酸性の染料が、主に毛髪表面のキューティクルやその内側にイオン結合して染まる。

  • 特徴

髪の表面に吸着するため、ダメージが比較的少なく、ツヤが出やすいです。脱色力はないため、元の髪色より明るく染めることはできない。

  • 用途

白髪染めや、髪のニュアンスを変える目的で使用される。

3.一時染毛料(ヘアカラースプレー、ヘアカラーチョークなど)

  • 仕組み

髪の表面に色素を付着させて着色する。

  • 特徴

シャンプーで簡単に洗い落とせるため、一時的に髪色を変えたい場合に使用される。

  • 種類

スプレータイプ、パウダータイプ、ワックスタイプなどがある。

4.その他

  • カラートリートメント

トリートメントをしながら徐々に染めていくタイプの製品です。HC染料や塩基性染料などが使用されている。

  • ブリーチ剤(脱色剤)

髪の色素を抜き、明るくするための製品で、単独で使用したり、ヘアカラーの前に使用したりする。

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