リトル用語事典

ピッタ

アーユルヴェーダのドーシャ（体質）の一つ。ヴァータ、ピッタ、カパの三つがある。

ピッタの特徴

アーユルヴェーダでは、宇宙の根源的な要素が組み合わさって、人間の体を構成する3つの主要なエネルギー（ドーシャ）が存在すると考えられています。そのうち、ピッタは主に「火」と「水」の要素から成り立っており、以下の特性を持ちます。

• 熱い（Hot）
• 鋭い（Sharp）
• 軽い（Light）
• わずかに油性（Slightly Oily）
• 流動性（Spreading）

ピッタが司るもの

体内でピッタは、主に変容と代謝を司ると考えられています。具体的には、

• 消化
• 体温調節
• 視覚
• 知性、理解力
• 感情（情熱、怒りなど）

などに関わっています。

ヘアケア・美容との関連性

ピッタのバランスが崩れると、ヘアケアや美容の面で以下のような傾向が現れることがあります。

• ヘアケア

脂性になりやすい
頭皮の炎症、かゆみ
若白髪
抜け毛（炎症による）

• 美容

脂性肌または混合肌
ニキビ、吹き出物
炎症、赤み
ほてり

そのため、ピッタ体質の方や、ピッタのバランスが乱れていると考えられる場合には、クールダウンや鎮静を目的としたヘアケア・スキンケア、生活習慣が推奨されることがあります。