ニトロ染料(ニトロせんりょう)
分子内にニトロ基(-NO2)を持つ有機化合物の染料の一種。主にヘアマニキュア(酸性カラー、ヘアダイレクトなどとも呼ばれる) に使用される染料として知られている。
直接染料。サイドの高い色味を出すカラー剤に含まれるが髪の内部で重合しないため、染料が流出しやすく色持ちがよくないという欠点がある。
ニトロ染料の特徴
- 分子が比較的小さい
そのため、髪の表面(主にキューティクルの内側や、わずかにコルテックスの表面)に浸透して発色する。
- アルカリを必要としない
酸化染毛剤(一般的なヘアカラー)のように、アルカリ剤と酸化剤を混ぜて使用する必要がなく、酸性の環境下で染まる。
- 脱色力がない
髪のメラニン色素を脱色する力はないため、元の髪色よりも明るく染めることはできない。
- 色持ちは比較的短い
髪の表面に吸着しているため、シャンプーなどで徐々に色落ちしていきます。一般的に2〜4週間程度と言われている。
- 頭皮への刺激が比較的少ない
アルカリ剤を使用しないため、頭皮への刺激が酸化染毛剤に比べて少ないとされている。
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