ドデシルPG基
長い炭素鎖を持つ「ドデシル」と、グリセリン由来の「PG」が結合した構造で脂質的な性質を持つ。ドデシル部分が疎水性(水をはじきやすい性質)や親油性(油と馴染みやすい性質)を示す。
ドデシルPG基の働き
- 疎水性・親油性
ドデシルPG基は、長い炭素鎖を持つ「ドデシル」と、グリセリン由来の「PG」が結合した構造を持つ。このドデシル部分が疎水性(水をはじきやすい性質)や親油性(油と馴染みやすい性質)を示す。
- CMC(細胞膜複合体)への親和性
ドデシルPG基は、毛髪内部のCMC(細胞膜複合体)という脂質に富んだ部分に類似した性質を持つため、CMCに結合しやすいと考えられている。
- 髪の柔らかさとしなやかさの付与
脂質的な性質により、髪に柔軟性を与え、ごわつきを抑えてしなやかな手触りを生み出す効果が期待される。
- CMCの持続性向上
CMCに結合することで、毛髪内部の脂質成分の流出を防ぎ、CMCの機能維持や持続性向上に貢献すると考えられる。

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