グアニジルシステイン
アミジノシステインともいう。システインにグアニル基を導入したアミノ酸誘導体。毛髪のダメージ補修や構造強化が期待できる。特に、S-S結合(シスチン結合)の導入や再形成に貢献するとされている。
グアニジルシステインの特徴
- SH活性基の導入
ケラチンにシステイニル基(SH基を持つ)を導入することで、多くのSH活性基を毛髪に与えることができる。
- S-S結合の形成・強化
傷んだ毛髪はS-S結合が不足している場合が多いが、グアニジルシステインが持つSH基が、毛髪内部のS-S結合と交換反応を起こしたり、新たなS-S結合を形成したりすることで、毛髪の内部構造を強化する。これにより、ハイダメージ毛(吸水毛)が疎水毛へと回復する効果が期待される。
- プラスの電荷
プラスの電荷を持つシステインであるため、傷んだ毛髪のマイナスに帯電した部分に結合しやすい性質を持つ。

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