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〚復刻〛教えて!教えて!肌と髪の疑問(5)

これは、2005年~2006年に投稿していた【教えて!教えて!肌と髪の疑問】を移殖・復刻したものです。

Q.シス・チオとシステアミンの違いなんですが、「SS結合を切る部分が違う」という意味を教えてください。ソニルCYSと他社のシスを比較した場合、あたりやすさの理由はなぜですか?また、他社のシスを使い続けると、だんだんあたりにくくなるのですが、ソニルCYSではそのようなことが起こりません。なぜなのか教えてください。

A.①システアミンは分子量が小さくて髪への浸透性が高い還元剤です。シス・チオは髪の毛を膨潤させやすく、過収縮を引き起こしやすいために感充物質であるタンパク質やCMCなどが流出し、ダメージを加速させます。システアミンは膨潤が少ないため、極めてダメージが少なく、何度もおしゃれができることが特徴です。システアミンが切断するS-Sとシスやチオが切断するS-Sの場所が違うという話ですが、簡単にいうとシスやチオは髪の繊維をバラバラにする構造維持に重要なS-Sを切りやすい一方、システアミンは構造を崩す場所には作用しにくく、フィブリルとマトリックスの間のS-S、つまりウエーブに関係する場所を切りやすいということです。つまり、システアミンはウエーブは形成しやすいが、髪の構造は壊しにくいという意味です。

  ②ソニルCYSのDL-システインは分子サイズがとても大きく、なかなか髪に浸透しないためにウエーブが出ないタイプの還元剤です。シスはやわらかいウエーブでファンも多いのですが、浸透が悪いために他社のシスはアルカリを強くしたり、加温したり、時間を長くしたりするという方法をとります。実はそのアルカリや時間がシスは意外とダメージが出るという結果をもたらしてしまいます。そこで、ソニルCYSは尿素の力を借りて髪への浸透性を高め、ケラチンを使ってシスのウエーブの持ちをあげるという方法で、従来の欠点を補うことに成功しました。また、ダメージした髪にオイル成分も補うトリートメント剤が配合されていますので、高分子ケラチンとの効果もあいまって髪を健康な状態にも持っていきます。

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