メニュー
\リトル大学院は登録無料! こちらから/

〚復刻〛教えて!教えて!肌と髪の疑問(25)

これは、2005年~2006年に投稿していた【教えて!教えて!肌と髪の疑問】を移殖・復刻したものです。

Q.①ソニル系を使わず、3種、PPT、ヘマヘマ、トイトリ、特トリ、キトサン、裏技オイルを使ったやり方のトリートメントメニューがあるのですが、裏技オイルの後にアイロン100度位の熱で薬を閉じ込める必要はあるのかが疑問なんです。スチームを使っているので、アイロンは時間短縮を考えるとそんなに必要じゃなければやりたくないのですが…

②自宅のアイロンやコテを使い過ぎて、炭化が始まっているような髪に、もっとしっとり感が欲しいのですが…シード系も特トリもスチームでなるべく浸透させているつもりなのですが、やっぱり薬液のダメージ毛とは違うのか、もう少ししっとりの効果があっても良いかなと思うのですが、炭毛への浸透のさせ方についてアドバイスがあれば教えていただけませんか?

A.①トリートメントで熱が必要なのは、導入したPPTとすべらないオイルが、ダメージホールやCMCの傷んだ場所でできるだけしっかりとしたコンプレックス(複合体)やラメラ構造に近い状態を構成できるようにするためですよね。そのためには、湿熱(水を含んだ状態で加温すること)が理想的です。勉強会でも蒸すという言葉でいいました。

Qさんのお店はスチームを使っているので充分ですね。あとは、すべるオイルを髪の表面に広げることと、構造上キューティクルが立ち上がって戻らない状態になったほどの毛先のダメージはアイロンでキューティクルを寝させてあげて整える方法があります。それが80度程度のアイロンを軽くスルーする方法ですね。したがって、お客様の髪の状態を見て、Qさんが判断すればいいのですよ。

すべるオイルを広げるのはブローでもOKですから、キューティクルの引っ掛かり状態に注意すればいいですね。引っ掛かる髪をそのままにすれば枝毛や切毛が増えるのでアイロン以外の方法でも抑えることは必要ですね。

②炭毛への浸透のさせ方についてアドバイスですね。炭化自体は蛋白変性で髪の組織が癒着してしまったものですね。それを緩めるには尿素の力を借りるのが最短です。尿素は尿素クリームとしてよく聞きますよね。硬くなった角質を柔らかくしてクリーム成分を浸透させる化粧品です。私たちでは浸透促進原液がその役割を持っています。炭化した毛であれば3倍希釈液で遠赤加温10分して、その上からPPTやトイトリを上付けして、さらに蒸気蒸しという方法はどうでしょう。これもご検討ください。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

目次