Q.先日、カラーと縮毛でダメージされたロングのお客様が縮毛&トリートメントで来店されたのですが、傷んだ毛先の方までクセが結構残っていました。
ソニルCAだけでは伸びきらないようなクセだったので、毛先はいつも使っている縮毛1剤原液とソニルTIOを1対1で使ってみました。伸びはバッチリで、根元~中間の手触りも良かったのですが、毛先はもう少しダメージを抑えたかったなという感じでした。
このような場合、ソニルTIO単品だと傷んだ髪の伸びと傷みはどの程度なのかこれから試していきたいと思っているのですが、縮毛のダメージはシスによるものなので、システアミンであるソニルCAでビビリを改善するのと同時に、クセを伸ばして傷みを抑えるには、1剤原液でなく、ソニルCAとソニルTIOを混ぜて使ってみてもいいのでしょうか??
ソニルTIOの使い方とメリット、デメリット等があれば知りたいのですが…お時間ある時にでもお返事ください。
A.お客様はシスの縮毛矯正でクセが伸びずにアルカリのダメージだけをいっぱい受けた髪だったようですね。アルカリをいっぱい受けた髪は内部がスカスカになっていますし、ビビリやすいので中間~根元の1液は気を付けなくてはいけませんね。今回は縮毛1剤原液とソニルTIOでは若干お薬が強かったようですね。
これは実際テストしないとダメですが、ダメージの度合いが高い中間~毛先はソニルTIO単独でもうまくいったかもしれませんね。ソニルTIOはダメージを持った髪用ですので新生毛には役不足のときもありますが、カラーなどをしている髪にはちょうど良い程度の強さです。ただ、どんな場合でもダメージが強い個所は3種混合の前処理で保護しておく必要はありますよ。
保護という目的のためには3種混合後にプラスしてキトキトやヘマヘマなども使うことができます。
クセを伸ばして傷みを抑えるには、あなたの予想通り、1剤原液よりもソニルCAとソニルTIOを混ぜて使った方がいいですね。そして、さらに1剤にPPTを混ぜても良いですよ。毛先のダメージを抑えながら縮毛矯正する場合には、ソニルTIOにさらさらシードやいきいきシードを5~10%混ぜると効果的ですし、傷んだ髪の伸びと傷みを両方カバーできると思います。さらにダメージが高い場合には3種混合で保護した髪にソニルTIOにソニルCAを30~50%混ぜ合わせたものや、さらに特トリを10%混ぜたもので軟化させてもいいです。ビビリに近ければソニルCAだけでも良いですね。いろいろ試して教えてくださいね。名古屋のお客さんはカラープロモーションを気に入って縮毛矯正剤に加えていますが効果があるようです。
あと、傷んでいる個所はオイルを欲しがっているので、1剤をお流しした後でタオルドライして●ドライヤーで乾かす前に中間~毛先にトイトリや裏技オイルやジェルエッセンスなどを軽くつけてから80%ドライ、アイロンが良いですね。また、水をつけるとクセが伸びるタイプの髪のお客さんの場合は、●のところにいきいきシード5倍希釈塗布をはさむと伸びが戻りにくくなりますよ。色々研究してくださいね。