【目的】
カラー施術の繰り返しとコテの高温スタイリングでごわつきが出ている髪に、ヘアマゼランで内部補修をしながら施術を行うことで、柔らかい風合いのストレートパーマができる方法を探す。
また、時間がかかるストレート施術にさらに時間をかけることなく、ヘアマゼラン クワトロ システムトリートメントを組み込みながらメニューを考え、狙った質感が出ることを検討する。
【モデル】
12レベルのカラー施術の繰り返し、200℃のコテでのスタイリングをされる髪にストレート施術をすると硬くなってしまう。ごわつきが出ている髪。



【方法】
STEP 1ヘアマゼランシャンプー <疎水化>
ヘアマゼランシャンプーで汚れを落とし、シャンプーに配合されたアミノエチルジスルフィドケラチン(羽毛)を利用して髪の弾力を上げておいた。
STEP 2水洗
ヘアマゼラン ゼロを塗布する前にしっかり髪の水分を抜くようにタオルドライをする。
STEP 3ヘアマゼラン ゼロ <骨格の均整化>
ヘアマゼラン ゼロの乗りが全体の質感の状態を決めると考え、丁寧な水抜きを行い、ヘアマゼラン ゼロ7gを毛先から中間に塗布して丁寧になじませ、タオルでふき取る。
STEP 4ヘアマゼラン ウン <路づくりとCMC補給>
その上からヘアマゼラン ウン7gを塗布してなじませた。
STEP 5ヘアマゼラン ドイス <PPTの補給>
その上にヘアマゼラン ドイスを塗布し、路づくりとPPTの補給を行った。
STEP 6分子運動
その後、超音波ブラシで髪の表面から内部に均等に浸透させた。
STEP 7ストレート1剤塗付
ストレート1剤を塗布し、25分放置した。
STEP 8ヘアマゼランシャンプー
その後、水洗し、ヘアマゼランシャンプーでバブリングして水洗。
STEP 9ヘアマゼラントリートメント
ヘアマゼラントリートメントでpH調整をして、チェンジリンスをした。
STEP 10ヘアマゼラン トレイス <外部補修>
ヘアマゼラン トレイスを塗布して外部補修を行った。
STEP 11分子運動
超音波アイロンをして内部まで浸透させたのち、チェンジリンスした。髪の柔らかさが出たら、
STEP 12ドライ
STEP 13アイロン施術(180℃)
STEP 142剤塗付・水洗
2剤を塗布した。その後、水洗。
STEP 15ヘアマゼラントリートメント
ヘアマゼラントリートメントを塗布し、水洗後、ドライ。
STEP 16仕上げ



【結果】
髪の水分の補給がしっかりされたような質感になっていることは、中間のドライをしているときに質感で非常に感じた。しかし、毛先2㎝についてはもう少しガードする必要があると感じた。全体の施術時間の流れは良く、普通のストレートをする時間とほとんど変わらない時間で施術が可能だと考える。ミドルダメージからダメージレベル3.2ぐらいの髪のストレートメニューであれば、時間と質感を考えるとストレートパーマメニューにヘアマゼラン クワトロ システムトリートメントを加えたメニューは大変効率的だと考える。しかし、複雑履歴の髪や毛先などのポイントは、よりガードすることを考えていく必要がある。
【考察】
髪の柔らかさやまとまり、つやを同時に作りながらストレート施術が行うことができた。ストレートメニューとして、ノーマルからダメージレベル3.2程度の髪には、非常に時間を気にすることなく、トリートメントとストレートの2つの提案がしやすい。そして、髪の柔らかさやまとまり、つやを同時に作りながらストレート施術を行うことができた。しかし、毛先のハイダメージや複雑履歴には、ワクワクneo 特トリ、ワクワクneo パワードベータ、ワクワクの種 BYACなどの粧剤を工夫して加えることで、より良い質感になっていくと考える。
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