1剤(いちざい)
美容のケミカル施術(パーマ、ストレートパーマ、ヘアカラーなど)における1剤とは、施術の最初の段階で髪に塗布し、髪の構造を緩めたり、元の結合を切断したり、染料を浸透させたりするための薬剤である。
1.パーマ・ストレートパーマにおける1剤
パーマやストレートパーマにおいて、1剤は髪のSS結合(ジスルフィド結合)を切る役割を持つ。主な成分としてアルカリ剤と還元剤が配合されている 。
アルカリ剤は、髪を膨潤させてキューティクルを開き、薬剤(還元剤)が髪の内部へと浸透しやすくする 。還元剤は、髪の強度や形状を保っているSS結合(ジスルフィド結合)を切断する 。これにより、髪が柔らかくなり(軟化)、新しい形(ウェーブやストレート)に変えられる状態になる 。
2.ヘアカラー(酸化染毛剤)における1剤
ヘアカラーにおける1剤は、髪を明るくするための成分と、色を付けるための染料を届ける役割を持つ。主な成分は、アルカリ剤と酸化染料が含まれている。
アルカリ剤によって髪を膨潤させてキューティクルを開き、染料を髪の内部(コルテックス)まで浸透させる 。また、2剤(酸化剤である過酸化水素水)と混ざり合うことで、髪の元のメラニン色素を分解して脱色(明るく)しながら、同時に染料を酸化重合させて発色させる 。
ご質問はこちら
ログイン、もしくは会員登録いただくと、質問できます。