アッパ-β層(あっぱーべーたそう)
キューティクル同士の間にある「CMC(細胞膜複合体)」を構成する3層構造のうち、最も外側に位置する層。この層は、隣り合う次のキューティクルの最外層(エピキューティクル)をすべて覆うように存在しており、他のCMC成分(ロウワ―β層やδ層)とは完全に重なり合わない独自の配置をとっている。
成分としては、18-MEA(18-メチルエイコサン酸)やパルミチン酸、オレイン酸といったタンパク質結合脂肪酸をはじめ、セラミド、硫酸コレステロール、コレステロールなどの脂質成分が密に並んでいるのが特徴。そのため、エピキューティクルと共に毛髪表面の疎水性(水をはじく性質)を生み出す重要な役割を担っている。
一方で、このタンパク質結合脂肪酸は、パーマ剤やヘアカラー剤に含まれる「アルカリ」の影響によって流出しやすいというデリケートな性質も持っている。

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