直接染料(ちょくせつせんりょう)
あらかじめ発色している染料のこと。酸化染毛剤のように酸化反応によって発色するのではなく、染料そのものが持つ色で髪を染める。つまり、酸化重合しなくても単体で発色する染料である。
直接染料の特徴
- 脱色作用がない
髪を明るくする効果はないため、黒髪や暗い髪に塗布しても、色の変化は分かりにくいか、わずかである。主に、ブリーチなどで明るくした髪への色味の追加や、色持ちのサポートとして用いられることが多い。
- 髪の表面に吸着しやすい
分子量が比較的小さいため、髪の表面やキューティクルの隙間に浸透して着色する。
- 色持ちは比較的短い
酸化染料に比べると、シャンプーなどで色が落ちやすい傾向がある。
- 鮮やかな色を表現しやすい
酸化染料では表現しにくい、ビビッドな色や特殊な色味を出しやすい。
- ヘアマニキュアやカラートリートメントに多い
これらの製品の着色成分として広く用いられている。
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