油脂(ゆし)
常温で液体のものを油(あぶら)、固体のものを脂(あぶら)と区別する ことが多いが、化学的にはどちらもグリセリンと脂肪酸のエステル であるトリグリセリドを主成分とする物質の総称として扱われる。
油脂の主な構成要素
- グリセリン
アルコールの一種。
- 脂肪酸
炭素と水素からなる鎖の末端にカルボキシル基(-COOH)を持つ有機酸。様々な種類があり、飽和脂肪酸や不飽和脂肪酸などが存在する。
ヘアケア・美容との関連
- 保湿
油脂は皮膚や毛髪の表面に油膜を形成し、水分の蒸発を防ぐことで保湿効果を発揮する。
- 保護
外部からの刺激や乾燥から皮膚や毛髪を保護する。
- エモリエント効果
皮膚を柔らかく滑らかにする効果がある。
- 洗浄
石鹸は油脂をアルカリで鹸化したものであり、洗浄成分として用いられる。また、クレンジングオイルなどの油性クレンジング料は、油性の汚れを落とすのに利用される。
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