毛髪(もうはつ)
頭皮や体表に生えている、主にケラチンなどの角化したタンパク質からなる繊維状の構造物のこと。特に頭部の毛髪は「髪の毛」とも呼ばれる。その大部分(約80%)はケラチンタンパク質と非ケラチンタンパク質で構成され、残りはCMC脂質(脂肪酸、セラミド、コレステロール)、水分、メラニン色素、NMFなどである。
毛髪の構造
毛髪の役割
保護: 頭皮を紫外線や物理的な刺激から守る。
保温: 熱が逃げるのを防ぐ。
感覚: わずかな空気の流れなどを感知する。
社会的表現: ファッションや個性を表現する手段となる。
毛幹(もうかん) | 皮膚の表面より上に出ている部分。 |
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キューティクル | 最外層で、うろこ状の細胞が重なり合って保護している。 |
コルテックス | 中央に位置し、メラニン色素を含み、髪の強度や弾力性に関わる。 |
メデュラ | 中心部に存在する(場合によっては存在しない)。 |
毛根(もうこん) | 皮膚の内側に埋まっている部分。 |
毛包(もうほう) | 毛根を包む袋状の構造。 |
毛乳頭(もうにゅうとう) | 毛包の最下部にあり、毛髪の成長に必要な栄養を供給する。 |
毛母細胞(もうぼさいぼう) | 毛乳頭を取り囲み、細胞分裂によって新しい毛髪を作り出す。 |



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