毛球(もうきゅう)
毛根の最も下にある、球根状に膨らんだ部分であり、毛根の先端にある丸く膨らんだ部分のことである。毛髪の成長に必要な細胞や組織が集まっており、毛髪が作られる上で最も重要な部位の一つである。毛球が毛乳頭を包み込んでいる。
毛球の主な構成要素
- 毛乳頭(もうにゅうとう)
毛球の内部に存在する、血管や神経が豊富な結合組織の塊。毛髪の成長に必要な栄養を受け渡す役割を持つ。
- 毛母細胞(もうぼさいぼう)
毛乳頭を取り囲むように存在する細胞群。毛乳頭からの指令と栄養を受け取り、活発な細胞分裂によって新しい毛髪の細胞を生み出す。
- メラノサイト
毛母細胞の周辺に存在する、髪の色となるメラニン色素を生成する細胞。
毛球の主な働き
- 毛髪の生産
毛母細胞が分裂し、新しい毛髪の細胞が形成される。
- 毛髪の成長
新しく生まれた細胞が上へと押し上げられ、角化することで毛髪として成長していく。
- 髪の色の決定
メラノサイトが生成したメラニン色素が、成長する毛髪に取り込まれることで、髪の色が決まる。

ご質問はこちら
ログイン、もしくは会員登録いただくと、質問できます。