有棘層(ゆうきょくそう)
皮膚の表皮を構成する複数の層のうち、基底層のすぐ上に位置する層 のことである。
有棘層の特徴
- 棘細胞(有棘細胞)
有棘層の主な細胞は棘細胞(きょくさいぼう)または有棘細胞(ゆうきょくさいぼう)と呼ばれる。これらの細胞は、細胞同士がデスモソーム という構造で強く結合しており、顕微鏡で見ると細胞の縁が棘のように見えることからこの名前がついた。
- ラメラ顆粒
有棘層の上部では、ラメラ顆粒(層板顆粒) という脂質を含む顆粒が細胞質内に見られるようになる。これらの顆粒は、後で角質層のバリア機能を形成する上で重要な役割を果たす脂質を放出する。
- ランゲルハンス細胞
免疫機能に関わるランゲルハンス細胞 も有棘層に存在している。

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