リトル用語事典

高分子ケラチン

2025年06月20日

高分子ケラチン(こうぶんしケラチン)

加水分解などの処理をあまり受けていない、分子量の大きな状態のケラチンタンパク質。
通常のケラチンタンパク質は非常に大きく、そのままでは毛髪や皮膚への浸透性が低いため、ヘアケア・美容製品には加水分解された低分子のケラチン(ケラチンPPTなど)がよく用いられる。
しかし、高分子ケラチンには、低分子ケラチンとは異なる特徴や効果が期待される。

高分子ケラチンの主な特徴と効果の可能性

  • 高い分子量

毛髪や皮膚への浸透性は低い可能性がある。

  • 表面吸着性と皮膜形成能

分子が大きいため、毛髪や皮膚の表面にしっかりと吸着し、比較的厚い保護膜を形成する可能性がある。これにより、外部刺激からの保護効果や、ツヤ感の向上が期待できる。

  • 感触向上

髪の表面をコーティングすることで、滑らかさや指通りを改善する効果が期待される。

  • 補修効果(表面)

ダメージによって剥がれたキューティクルの表面を覆い、擬似的に滑らかな状態に見せる効果がある。

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