混合ジスルフィド結合

混合ジスルフィド結合

リトル用語事典 2026.09.03 公開

0

混合ジスルフィド結合(こんごうじするふぃどけつごう)

異なる種類のチオール基(-SH)同士が酸化によって形成するSS結合(ジスルフィド結合)のこと。
通常のジスルフィド結合は、同じ種類のチオール基同士が結合したものであるが、混合ジスルフィド結合は、例えば毛髪ケラチンのシステイン残基のチオール基と、パーマ液の還元剤に含まれるチオール基が結合したような状態を指す。オーバータイム期になると髪と還元剤のシステインによる異常なS-S結合が増加する。

パーマの第1剤(還元剤)が毛髪のSS結合(-S-S-)を切断する際、完全に二つのチオール基(-SHとHS-)に分解されるだけでなく、一時的に毛髪ケラチンのチオール基と還元剤のチオール基が結合した混合ジスルフィドが生成されることがある。

反応の模式図で示すと、以下のようになる。
Protein-S-S-Protein + R-SH → Protein-S-SR + Protein-SH

ここで、
Protein-S-S-Protein:毛髪ケラチンのシスチン結合
R-SH:還元剤のチオール基
Protein-S-SR:混合ジスルフィド結合(毛髪ケラチンと還元剤がS-S結合で繋がった状態)
Protein-SH:切断された毛髪ケラチンのチオール基
を指す。
この混合ジスルフィド結合は、パーマの工程において、SS結合が完全に切断されるまでの中間的な状態として存在する。最終的には、さらに還元剤が作用することで、S-SR の部分が切断され、毛髪ケラチンはチオール基(-SH)となり、還元剤は酸化された形(R-S-S-Rなど)になる。

ご質問はこちら

ログイン、もしくは会員登録いただくと、質問できます。

もっとみる
×

タイトル

説明文