リトル用語事典

吸水毛

2025年06月20日

吸水毛(きゅうすいもう)

水分を非常によく吸収する性質を持った毛髪のこと。親水毛よりもさらに水を吸う状態である。
これは、髪の表面のキューティクルが開いている、あるいは損傷している状態や、髪の内部構造が多孔質になっていることなどが原因で起こる。健康な髪は、適度な疎水性(水をはじく性質)を持っているが、吸水毛はその逆で、水分をスポンジのように吸い込んでしまう。
アルカリ剤を使う施術を過度に行うことでキューティクルが脱離し、CMCやタンパク質が流出し、さらにS-S結合がかなり減少すると吸水毛になる。

吸水毛の特徴

  • 濡れるのが早い

水に触れるとすぐに水分を吸収し、濡れた状態になる。

  • 乾きにくい

一度吸収した水分を保持しやすく、乾くのに時間がかかる。

  • スタイリングしにくい

水分を含みやすいため、スタイリング剤の効果が出にくかったり、セットした形状が崩れやすかったりする。

  • パサつきやすい

内部の水分が蒸発しやすく、乾燥するとパサつきやゴワつきを感じやすい。

  • ダメージを受けやすい

キューティクルが開いていると、外部からの刺激(摩擦、熱、紫外線など)を受けやすく、ダメージが進行しやすい傾向がある。

吸水毛の原因

  • パーマやカラーの繰り返し

これらの施術によってキューティクルが損傷し、内部構造が変化することがある。

  • 乾燥

髪の水分バランスが崩れると、キューティクルが開きやすくなる。

  • 摩擦

強いブラッシングやタオルドライなどによる摩擦も、キューティクルを傷つける原因となる。

image
image

0

カテゴリ

ご質問はこちら

ログイン、もしくは会員登録いただくと、質問できます。

もっとみる