プレックス剤(プレックスざい)
特にヘアカラー、パーマ、縮毛矯正などの施術におけるダメージ軽減を目的として使用される処理剤 のこと。酒石酸・マレイン酸などの「カルボン酸」を含むことが多い。
近年注目されている技術で、毛髪内部の結合を強化・保護することで、施術によるダメージを最小限に抑えることを目指している。
「プレックス」という言葉は、「複合体」や「結合」といった意味合いを持ち、毛髪内部の構造に働きかける点が特徴である。
プレックス剤の主な働き
- 毛髪内部の結合強化
施術によって切断されやすいS-S結合(シスチン結合)などのタンパク質の結合を強化し、ダメージの進行を抑える。
- 保護作用
薬剤の刺激から毛髪を保護し、過度な反応を防ぐ。
- 強度と弾力の維持
施術後の髪の強度低下やゴワつきを抑え、しなやかさや弾力を保つ。
プレックス剤の使用タイミング
プレックス剤は、施術の工程に合わせて様々なタイミングで使用される。
- 前処理:施術前に塗布し、あらかじめ髪の内部を強化する。
- 中間処理:施術中に使用し、ダメージの進行を抑制する。
- 後処理:施術後に使用し、残留薬剤の除去や結合の安定化を促す。
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