リトル用語事典

チロシナーゼ

2025年06月20日

チロシナーゼ

主にメラニン色素の生成に関わる酵素。

チロシナーゼの主な働き

アミノ酸の一種であるチロシンを酸化して、メラニン生成の初期段階であるドーパやドーパキノンを生成する反応を触媒する。
この反応が連続的に起こることで、最終的にメラニン色素が生成され、皮膚や毛髪の色を決定する。

ヘアケア・美容との関連性

  • 白髪

毛髪の色は、毛根にあるメラノサイトという細胞で作られるメラニン色素によって決まる。
加齢などによりメラノサイトの機能が低下したり、チロシナーゼの活性が低下したりすると、メラニン色素の生成が減少し、白髪になると考えられています。
一部のヘアケア製品やサプリメントでは、チロシンを補給したり、チロシナーゼの活性をサポートする成分を配合することで、白髪の予防や改善を謳っている場合がある。

  • 美白

皮膚においては、メラニンの過剰な生成はシミやくすみの原因となる。
そのため、美白化粧品などには、チロシナーゼの働きを阻害する成分(チロシナーゼ阻害剤)が配合されていることがある。これにより、メラニンの生成を抑え、肌の透明感を保つことを目指す。

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