【目的】

バトラをプレックス剤としてブリーチの際に使用した時と使用しない時で、効果に違いがあるか比較する。また、繰り返し行ったときに違いがみられるか探る。

  

【方法】

ブリーチ:OX6%=1:2、60分、追いブリーチを行った。
※ブリーチにバトラを5%添加した場合としていない場合で比較をした。

STEP 1ブリーチを塗布し、60分放置

STEP 2ブリーチを剥ぎ取る

STEP1/STEP2の工程を10回繰り返して行った。
※今回はバトラの効果を確認することが目的のため、処理剤は使用しなかった。

左:バトラなし/右:バトラあり
     

【結果】

黒毛束のスタートであったため、人頭より過酷な条件の追いブリーチ60分という条件で行った。ブリーチ6回目あたりから、差が出始めた。バトラを使用した時、髪の強度が変わらなかった。7回目以降、差が開いていき、10回目で明らかな差となった。

  

【考察】

一度の来店でブリーチを10回行うことはあり得ないが、4・5回のブリーチをされた履歴の方が来店することはある。そこで、次のブリーチ施術にバトラを使用すると強度が上がり、バトラを使用するメリットは明らかにあると考える。同じお客様で何度も繰り返しブリーチやハイライト施術をする髪に、バトラを使用すれば5回目や6回目でも髪の強度が変わらず、強度を気にしないでデザインの提案ができるブリーチ毛を作ることが可能であると考える。バトラを使用したケアブリーチをすることで、他店でされるブリーチよりも明らかに髪の強度が高くなることが期待できる。