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〚復刻〛教えて!教えて!肌と髪の疑問(38)

これは、2005年~2006年に投稿していた【教えて!教えて!肌と髪の疑問】を移殖・復刻したものです。

Q.ソニルチオを使用した、カラー&縮毛矯正の質問です。

質問1 カラーと縮毛矯正を一緒に施術する工程はこれで良いでしょうか?

1.新生部をライトナーでライトアップ

2.求める明度になるまで時間放置

3.シャンプー

4.3種混合希釈液で前処理

5.ソニルチオ1剤を塗布

6.時間放置&軟化チェック

7.プレーンリンス・タオルドライ

8.さらさらシード希釈液塗布

9.中間~毛先トイトリ少量塗布・コーミング

10.80%ドライ&アイロン

11.カラー剤(過酸化水素3%混合)塗布

12.求める色味になるまで時間放置

13.しっとりシード希釈液塗布

14.キトキト希釈液で乳化

15.トイシャンでシャンプー

16.トイトリ塗布後チェンジリンス

17.ジェルエッセンスかアジアンで仕上げ

で施術していますが、施術工程の11の所で使う2剤は、過水の6%を使用するとダメージが進行したり、クセ毛が戻ったりしますでしょうか?それから色味をしっかりと定着させるために、通常通り20~30分時間放置をしても良いでしょうか?

質問2 白髪染めと縮毛矯正を一緒に施術をする場合にはどのような工程が最適でしょうか?

A.1つめの質問についてです。工程は問題ないですよ。オキシを6%使うか3%使うかの判断は迷うところでしょう。これは、髪が太い、細い、硬い、柔らかい、ダメージの度合いなどでオキシの濃度は変えるのが本当です。薬剤は普通の太さ・硬さの毛のダメージの少ない髪で設計されていまして、例えばそれが6%の1:1と考えます。3%を使うか1:2にするのかなどの判断も必要ですし、1剤のアルカリ濃度も重要ですね。

今回の場合は、すでにストレート剤で膨潤しているので過水が効きすぎてダメージを加速させることが考えられます。問題は1剤のアルカリですので、アルカリカラー(pH10.5)で6%オキシは強力すぎます。弱アルカリカラーであれば、何とかなるかなというレベルです。

オレンジなどの色味を入れたくて6%オキシを使用したい場合は弱アルカリカラーをお使いください。6%のオキシを使って明度を上げたい場合はダメージが激しくなります。前処理剤による保護や時間管理などの注意が必要です。13のしっとりシードのあとでウーロン茶の色に希釈したヘマヘマを揉み込めば色味が入れやすくなりますが、明るくしたい場合はヘマヘマは使わないようにします。もし、明度を期待したいケースでアルカリカラーを使いたい場合はオキシの濃度を6%から4~4.5%まで薄めたほうが良いと思います。6%と3%を1:1で混合したものを使います。

それから、色味をしっかりと定着させるために、通常通り20~30分時間放置をしても良いでしょうかという質問ですが、その時間はできるだけ短い方が良いです。色味をしっかりと入れたい場合は薄めのヘマヘマが有効です。本当なら色味を入れたいのであれば、カラー1剤のレベルを1レベルダウンさせたほうが良いでしょう。

2つめの質問ですが、白髪染めの場合も質問1と同じ工程で、カラー剤をグレーカラーにすればよいです。白髪の入り具合にもよりますが、おそらくお客さんの要望は明るい白髪染めですから、ブリーチ力と色味を考えてファッションカラーでもレベル6とレベル10の同系のカラー1剤を1:1に混ぜて使うとレベル8の明るい白髪染めになります。そのときのオキシは6%と3%を1:1で混合したものを使ったほうが良いと思います。ストレートを別の日にした場合は6%でよいです。ただし、細毛で柔らかい髪は6%と3%を1:1で混合したものをお勧めします。ダメージした箇所は当然ながらオキシの濃度を下げてくださいね。

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