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キレイと健康 第19回【大人ニキビを科学する】

目次

大人ニキビを科学する

ニキビは思春期にできるもの。いえいえ、大人にだってできるのですよ。

今回は「大人ニキビ」に注目し、あらためて科学していきたいと思います。

ニキビの原因は乾燥だった?

体の中からキレイにする?

予防のビタミンと治療のビタミン?

今回は、そんなキーワードでお話してみましょう。

~夏こそ肌が乾燥する!~

夏は一年のうちで湿度が最も高くなりますが、実は意外と肌が乾燥しやすいのです。

肌の乾燥を引き起こす原因は、肌が本来持つバリア機能が十分に働いていないため。

肌へのダメージは夏が最も過酷と言っても過言ではありません。

夏は湿度が高くても紫外線は強烈に降り注いでいます。

また、エアコンが効いている屋内炎天下の屋外を行き来するだけで、

肌へは相当な負担になっています。

肌に最適な湿度は6065%といわれています。

一方で、夏の時期は湿度が80ぐらい、エアコンが効いた室内は40%以下になることも。

その差、実に40%

こんな過酷な環境では、肌本来のバリア機能がダメージを受けても仕方ありません。

では、肌のバリア機能が低下するとどのような症状として現れるのでしょうか?

まずは乾燥。

バリア機能が低下すると水分が蒸発して、乾燥してしまいます。

つぎにテカリ。

乾燥が進むと肌は乾燥から守ろうとして皮脂を分泌します。

それが過剰に分泌されてテカリになります。

そして、ニキビ。

皮脂が過剰に分泌すると毛穴にたまり、いずれニキビになっていくのです。

~大人ニキビはUゾーンと背中~

大人ニキビは、思春期ニキビと違って、肌の乾燥ホルモンバランスの乱れが大きな原因です。

その症状は、フェイスラインに沿って発生したり、背中ニキビになって現れたりします。

ここで重要なのは、皮脂を強引に落としてしまわないことです。

先にも述べたとおり、皮脂がなくなると肌を守ろうとしてさらに皮脂を分泌します。

過剰に分泌されるとこの皮脂がニキビに変身してしまうのです。

特にUゾーン背中に出やすく、治りにくいのが特徴です。

ニキビ対策は、体の中のキレイから

「ブツブツができる」、「ブツブツが治らない」という人の多くが

「やっと治ったのに別のところにまたブツブツができた」という悩みを抱えています。

つまり、「ブツブツが治らない」のではなく、

「またブツブツができてしまう」という悪循環を繰り返しているのです。

では、どうしたらニキビがなくなるのでしょうか?

それは、「できてからブツブツ対策をする」ではなく、「ブツブツができない肌」を作ること。

言い換えれば、「ブツブツができないカラダ」を作ることです。

まずは体作りの基本である食生活を見直してみましょう。

予防と治療のビタミン+ラクトフェリン

ニキビ対策に効果的なのは、ビタミンを効率よく摂ることです。

その中でも治療のビタミンとして効果が期待できるのがビタミンC

大人ニキビを早く直すために必要なターンオーバーを促してくれる効果と、強い殺菌効果を持っています。

ビタミンCは化粧水などからも効果的に摂取しましょう。

つぎに予防のビタミンとしては、ビタミンA、ビタミンB、ビタミンC、ビタミンEですが、

これらは食物として摂取するのがよいでしょう。

最近注目なのがラクトフェリンです。

ラクトフェリンには免疫機能調整効果抗炎症作用があります。

母乳に多く含まれていて、赤ちゃんを病気から守り、免疫を高めるのに役立っています。

このラクトフェリンはニキビがひどくなるのを防いで赤みを抑える効果が期待されています。

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